どうも、GO SENEGALスタッフの奥村です。
今回は日本語で読めるセネガル人作家によるセネガル文学を紹介したいと思います。
目次
マリアマ・バー(Mariama Bâ)

マリアマ・バーはセネガルの女性作家でフェミニスト。
セネガル世界遺産のゴレ島には彼女の名前にちなんだマリアマ・バー学校があります。
代表作は『かくも長き手紙』(Une si longue lettre)
中古はamazonで購入可能です。
センベーヌ・ウスマン(Sembène Ousmane)

センベーヌ・ウスマンはセネガルの作家であると同時に映画監督。
アフリカ映画の父なんて呼ばれたりしております。
代表作は『帝国の最後の男』(Le dernier de l’Empire)
及び、『ニーワン セネガルのこころ』(Niiwam suive de taaw)
レオポルド・セダール・サンゴール(Léopold Sédar Senghor)

レオポルド・セダール・サンゴールはセネガルの初代大統領であり、レオポルド・セダール・サンゴール空港、レオポルド・セダール・サンゴール競技場、レオポルド・セダール・サンゴール橋など彼の名前にちなんだ施設があります。
政治家である一方、彼は詩人としても有名で、日本語で読める代表作はレオポルド・セダール・サンゴール詩集。
amazonなどでは絶版扱いで、残念ながら日本で入手するのは困難です。
私はたまたま古書店で発見して購入できたので、GO SENEGALのゲストハウスにいらした際はお貸しします。ぜひ読んでみてください。
【番外編】セイドウ・バジャン(Seydou Badian)

最後はセイドウ・バジャン、去年2018年の12月に90歳亡くなったということで追悼も込めてご紹介します。
セイドウ・バジャンはマリ人の作家で政治家、なのでセネガル文学ではなくマリ文学です。
が、セネガルの学校では彼の代表作である『Sous l’orage』という文学を学習しており、皆オススメの本として紹介してくれます。
というのも『Sous l’orage』はアフリカの世代間の衝突を扱った文学で、この本が出版された1957年はアフリカの国が独立しまくっていた時期と被り、非常に重要なテーマだからでしょうか。
以上、セネガル文学と番外編としてマリ文学の紹介でした。
ぜひ日本語で読めるセネガル文学から始め、フランス語に自信のある人はセネガルに来た際にフランス語でしか手に入らないセネガル文学に挑戦してみてはいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。